
松尾芭蕉 「おくのほそ道」
No. 18 尿前の関
蚤虱 馬の尿する 枕もと
のみしらみ うまのばりする まくらもと
nomi shirami uma no bari suru makura moto
【教秀意訳】
なんとか山の中の民家で宿をとらせてもらった。しかし、のみやしらみに悩まされた上に、枕元では、馬が小便をしている・・・旅館ではないのでしかたないなー。まったくついてないな。
【元禄2年(1689年)の夏 芭蕉詠む】
The meaning of this haiku
There I took a lodging in a private house was the only mountain in some form. However, I was plagued by fleas and lice. In addition, the bedside, the horse has been Pissing. Here, because it is not a hotel, can not be helped. Events during the journey of the summer of the year 1689 .
所指的這俳句
在那裡,我在私人住宅中住宿是某種形式的唯一一座山。 然而,我被跳蚤和蝨子困擾。 另外,在床邊,馬一直是蹲便器。 在這裡,因為它不是酒店,所以無法幫助。 1689年夏季旅程中的活動。
【奥の細道 書道色紙】
書道 教秀 オリジナルブランド
松尾芭蕉 『尿前の関』 【No.18】
書道 教秀
色紙作品:27.3×24.2cm

【祝 書歴四十年記念 奥の細道 書道色紙】
芭蕉の句を愛する自分が
想いを込めて
書きます。
書道 教秀
Kyoushhu Calligraphy Japan



清書 = 字体・構成は自由なので、のびのび書いてください。
この句は、芭蕉が旅の途中で宿泊した宿屋での出来事を描いたものです。蚤や虱といった宿泊者にとっては避けられない存在が、馬が尿をする音とともに自分の枕元に現れたという光景を描いています。
この句は、現実の世界でのありふれた光景を描写している点が興味深く、俳句の本質である「季語」としての「馬の尿」が登場することで、季節感や風景描写が感じられます。
また、この句は「切れ味鋭く、あるべきものを適切に言い表した瞬間」を表現する「刹那的表現」とされており、俳句の中でも特に有名な句として知られています。
芭蕉の俳句は、その簡潔でありながら深い哲学的思考が込められており、この句もまた、一見するとささやかな出来事の描写にとどまっているように見えますが、生活の中での現実に対する受け止め方や、自然に対する感性を表現しているとも言えます。
【 趣味の書道ネットサークル 書道 教秀 】
「奥の細道」とは、日本の名文学の一つで、松尾芭蕉が江戸時代中期に行った旅を記した紀行文です。
この作品は、自然の美しさや人々の暮らし、そして旅の中で感じた季節の移ろいなどを、繊細で美しい言葉で描き出しています。芭蕉の独特な詩情と、その時代背景が融合した作品は、日本文学の古典として広く愛されています。
「奥の細道」を読むと、自然とともに旅をしているような感覚に陥ります。そんな芭蕉の旅の足跡を、筆で書き表現することは、まさに心を和ませる至福のひと時でしょう。
是非、松尾芭蕉の「奥の細道」に触れ、その美しい世界を筆で表現してみてください。きっと、心が豊かになり、新たな発見があることでしょう。