
松尾芭蕉 「おくのほそ道」
No.24 羽黒山
有難(ありがた)や雪をかおらす南谷
ありがたや ゆきをかおらす みなみだに
arigata ya yuki wo kaorasu minami dani
【教秀意訳】
尊いお山のおかげで、夏にもかかわらず、ここ南谷にも、残雪の涼しい風がふいてきて、とてもすごしやすいです。なんと、ありがたいことでしょう。
The meaning of this haiku
Toward this south valley, cool wind by the remaining snow blows from the holy mountain. I can spend it coolly in the summer. We are very lucky.
所指的這俳句
在这个南部的山谷中,剩下的雪从圣山吹来的凉风。 我可以在夏天凉爽地度过。 我们很幸运。
【奥の細道 書道色紙】
書道 教秀 オリジナルブランド
松尾芭蕉 『羽黒山』 【No.24】
書道 教秀
色紙作品:27.3×24.2cm

【祝 書歴四十年記念 奥の細道 書道色紙】
芭蕉の句を愛する自分が
想いを込めて
書きます。
書道 教秀
Kyoushhu Calligraphy Japan



清書 = 字体・構成は自由なので、のびのび書いてください。
この俳句は、松尾芭蕉の代表的な作品の一つであり、季語である「雪」を取り上げています。
「有難や」は、直訳すると「ありがたいなあ」という感嘆の言葉で、雪を喜ぶ芭蕉の心情を表しています。
「雪をかおらす」は、「雪が(南谷の)顔を覆う」という意味です。南谷で降る雪を喜んでいる様子が伝わってきます。
また、「かおらす」は、現代の日本語ではあまり使われない古語で、「覆う」という意味があります。
この俳句は、自然と人間の一体感を表現したものとして、芭蕉の代表作の一つとして高く評価されています。雪の美しさと厳しさを同時に感じさせるとともに、自然と共存する心の豊かさを伝えています。
【 趣味の書道ネットサークル 書道 教秀 】
「奥の細道」とは、日本の名文学の一つで、松尾芭蕉が江戸時代中期に行った旅を記した紀行文です。
この作品は、自然の美しさや人々の暮らし、そして旅の中で感じた季節の移ろいなどを、繊細で美しい言葉で描き出しています。芭蕉の独特な詩情と、その時代背景が融合した作品は、日本文学の古典として広く愛されています。
「奥の細道」を読むと、自然とともに旅をしているような感覚に陥ります。そんな芭蕉の旅の足跡を、筆で書き表現することは、まさに心を和ませる至福のひと時でしょう。
是非、松尾芭蕉の「奥の細道」に触れ、その美しい世界を筆で表現してみてください。きっと、心が豊かになり、新たな発見があることでしょう。