
松尾芭蕉 「おくのほそ道」
No.27 湯殿山
語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな
かたられぬ ゆどのにぬらす たもとかな
kataranenu Yudono ni nurasu tamoto kana
【教秀意訳】
山形県にある湯殿山神社に参拝しました。しかし、山のきまりにより、山でのことは口外できません。それ故に、山での感慨深いことが思い出され、ただただ涙となっておちるだけです。それだけでも、わたしの感動をお察し下さい。
The meaning of this haiku
I went and worshiped at Yudono god of the mountain Corporation in Yamagata. As for having looked at this mountain, it is it in the rule that you must not say to other people. Therefore I am disappointed, and tears fall not to be able to say even if there is the deeply impressive thing at the mountain. From the tears, please imagine the impression at our mountain.
所指的這俳句
我在山形县的湯殿山神社敬拜。 但是,由于山脉的不平整,山上的东西不能被抛弃。 因此,它让我想起山中的深刻情感,它只是落泪。 即便如此,请欣赏我的印象。
【奥の細道 書道色紙】
書道 教秀 オリジナルブランド
松尾芭蕉 『湯殿山』 【No.27】
書道 教秀
色紙作品:27.3×24.2cm

【祝 書歴四十年記念 奥の細道 書道色紙】
芭蕉の句を愛する自分が
想いを込めて
書きます。
書道 教秀
Kyoushhu Calligraphy Japan



清書 = 字体・構成は自由なので、のびのび書いてください。
この俳句は、松尾芭蕉が湯殿山で詠んだものです。
俳句の前半部分である「語られぬ」は、誰にも話せない、言葉にできないような感情や情景を表現しています。
後半部分である「湯殿にぬらす袂かな」は、湯殿山で芭蕉が表現できない苦しみを袖が濡れている涙の様子で描写しています。
この俳句は、自然や風景だけでなく、人間の心情や情景を詠んだ、芭蕉の代表的な俳句の一つです。
この俳句の特徴は、季語である「湯殿」や「袂」を用いることで、日本の風習や文化に根ざした表現を取り入れていることです。また、芭蕉の俳句によく見られる「切れ」と呼ばれる表現技法も用いられており、一瞬の風景を捉え、その瞬間の美しさを詠い上げています。
【 趣味の書道ネットサークル 書道 教秀 】
「奥の細道」とは、日本の名文学の一つで、松尾芭蕉が江戸時代中期に行った旅を記した紀行文です。
この作品は、自然の美しさや人々の暮らし、そして旅の中で感じた季節の移ろいなどを、繊細で美しい言葉で描き出しています。芭蕉の独特な詩情と、その時代背景が融合した作品は、日本文学の古典として広く愛されています。
「奥の細道」を読むと、自然とともに旅をしているような感覚に陥ります。そんな芭蕉の旅の足跡を、筆で書き表現することは、まさに心を和ませる至福のひと時でしょう。
是非、松尾芭蕉の「奥の細道」に触れ、その美しい世界を筆で表現してみてください。きっと、心が豊かになり、新たな発見があることでしょう。