
松尾芭蕉 「おくのほそ道」
No.34 市振
一つ家に 遊女も 寝たり 萩 と 月
Hitotuya ni yuujo mo netari hagi to thuki
ひとつやに ゆうじょもねたり はぎとつき
【教秀意訳】
遊女たちが道中ごいっしょしてもよろしゅうございますかとたずねてきました。しかし、「わたしたちは、おもいついたままの漂泊の旅をしている者でございます。それより、別な人を選ばれたほうがいいですよ。きっと神仏のご加護がありましょうから。」とその誘いをお断りしました。そのあと、庭を見ましたら、萩の花と月がとてもかわいらしくきれいでした。あ、そうそう、遊女たちのほのかな香りが、まだ部屋に残っておりました。もう、あの遊女たちも、眠りについたことでしょう。わたしも、寝ることとしましょう。では・・
The meaning of this haiku
The harlots said that they wanted to do a trip with us. Therefore I answered so that it was gone with another one. Then, a flower and the moon of the bush clover looked beautiful when I looked at the garden. In addition, the fragrance that harlots were faint did it among rooms. It will be that those harlots already fell asleep at this time. I sleep, too. Good night.
所指的這俳句
妓女说他们想和我们一起旅行。 所以我回答说它和另一个人一起走了。 然后,当我看着花园时,灌木三叶草的花朵和月亮看起来很漂亮。 另外,房间里的妓女很微弱。 那些妓女此时已经睡着了。 我也睡了 晚安。
【奥の細道 書道色紙】
書道 教秀 オリジナルブランド
松尾芭蕉 『市振』 【No.34】
書道 教秀
色紙作品:27.3×24.2cm

【祝 書歴四十年記念 奥の細道 書道色紙】
芭蕉の句を愛する自分が
想いを込めて
書きます。
書道 教秀
Kyoushhu Calligraphy Japan



清書 = 字体・構成は自由なので、のびのび書いてください。
「一つ家に遊女も寝たり萩と月」という俳句は、一軒の家に遊女がいて、彼女も秋の七草の一つである萩の花と一緒に眠っている様子を描いています。
そして、夜空に輝く月を合わせて表現しています。
この俳句は、秋の季節における風物詩である七草や月と、当時の社会においてもっとも多かった遊女文化を巧みに取り入れていると同時に、その描写によって秋の深い哀愁や孤独感を表現しています。
また、一つの家に遊女がいるという描写から、当時の社会問題であった貧困や女性の社会的地位の低さを反映しているとも言えます。
松尾芭蕉は、このように時代背景や風物詩を織り交ぜた表現方法を得意とし、その詩才で多くの人々を魅了しました。
【 趣味の書道ネットサークル 書道 教秀 】
「奥の細道」とは、日本の名文学の一つで、松尾芭蕉が江戸時代中期に行った旅を記した紀行文です。
この作品は、自然の美しさや人々の暮らし、そして旅の中で感じた季節の移ろいなどを、繊細で美しい言葉で描き出しています。芭蕉の独特な詩情と、その時代背景が融合した作品は、日本文学の古典として広く愛されています。
「奥の細道」を読むと、自然とともに旅をしているような感覚に陥ります。そんな芭蕉の旅の足跡を、筆で書き表現することは、まさに心を和ませる至福のひと時でしょう。
是非、松尾芭蕉の「奥の細道」に触れ、その美しい世界を筆で表現してみてください。きっと、心が豊かになり、新たな発見があることでしょう。

