
松尾芭蕉 「おくのほそ道」
No.43 全昌寺
今日よりや 書付 消さん 笠の露
Kyouyoriya Kakituke kesan Kasa no tuyu
きょうよりや かきつけ けさん かさ の つゆ
【教秀意訳】
今日から曽良と分かれて、一人で旅をすることになります。笠に書いた「同行二人」の文字も、露のしずくで、消さなくてはいけませんね・・・。ああ、一人か・・・。
The meaning of this haiku
I part from Sora from today and will do a trip alone. I intend to delete the letter of "the twosome" that I wrote to the shade with dewdrop. I am slightly lonely when I think that I travel alone.
所指的這俳句
我从今天起离开索拉,将独自旅行。 我打算删除我用露珠写到阴影中的“二生体”字母。 当我认为我独自旅行时,我有点孤独。
【奥の細道 書道色紙】
書道 教秀 オリジナルブランド
松尾芭蕉 『全昌寺』 【No.43】
書道 教秀
色紙作品:27.3×24.2cm

【祝 書歴四十年記念 奥の細道 書道色紙】
芭蕉の句を愛する自分が
想いを込めて
書きます。
書道 教秀
Kyoushhu Calligraphy Japan



清書 = 字体・構成は自由なので、のびのび書いてください。
「今日よりや」は、「今日から」という意味で、新しい出発を表しています。
「書付消さん」は、「書付を消す」という意味で、旅人が旅先で宿屋を出発する際に、書付と呼ばれる宿の記録簿に自分の名前を消して去ることを指します。
そして、「笠の露」は、「笠についた露」という意味で、旅の途中で笠についた露のように、あっという間に消えてしまう瞬間的なもの、あるいは短い命を象徴しています。
この句は、新たな旅の始まりを迎えた芭蕉が、自分自身の短い命や人生のはかなさを感じながら旅を続けていく様子を表しています。
また、旅人としての謙虚さや自然の移ろいを感じ取る感性など、芭蕉の俳人としての姿勢や思想が反映された名句とされています。
【 趣味の書道ネットサークル 書道 教秀 】
「奥の細道」とは、日本の名文学の一つで、松尾芭蕉が江戸時代中期に行った旅を記した紀行文です。
この作品は、自然の美しさや人々の暮らし、そして旅の中で感じた季節の移ろいなどを、繊細で美しい言葉で描き出しています。芭蕉の独特な詩情と、その時代背景が融合した作品は、日本文学の古典として広く愛されています。
「奥の細道」を読むと、自然とともに旅をしているような感覚に陥ります。そんな芭蕉の旅の足跡を、筆で書き表現することは、まさに心を和ませる至福のひと時でしょう。
是非、松尾芭蕉の「奥の細道」に触れ、その美しい世界を筆で表現してみてください。きっと、心が豊かになり、新たな発見があることでしょう。