【回る人生】
63歳になり、ふと自分の人生を振り返る時間を得た。いろいろなことがあった中で、自分が感じたことを素直に言葉にしてみた。
自分は、今まで地球と共に、昼(陽)と夜(陰)を繰り返し、生きてきた。
自分は、喜びや楽しみ(陽)と悲しみや失敗(陰)を繰り返し、生きてきた。
自分は、周りの人の協力や助け(陽)とエゴ(陰)を繰り返し、生きてきた。
自分は、健康(陽)と病気(陰)を繰り返し、生きてきた。
自分は、収入(陽)と支出(陰)を繰り返し、生きてきた。
自分は、夢(陽)と挫折(陰)を繰り返し、生きてきた。
自分は、理想(陽)と現実(陰)を繰り返し、生きてきた。
自分は、隆盛(陽)と衰退(陰)を繰り返し、生きてきた。
自分は、いいとき(陽)とわるいとき(陰)を繰り返し、生きてきた。
今まで、自分は陽の世界と陰の世界を回っていることをしみじみ実感できた。
陰の世界は、陽への智恵を産む土台を提供してくれるありがたい存在。
陽の世界は、智恵を実現する存在であり、いつかは廃れ、陰へ落ちる存在。
だから、今、陰にあって悲しむことも貴重な経験。陽にあっても楽しみは永続しない運命。
『この世は 回っている』のだから、流れに逆らわず、生きていくことにした。
