【 混沌 】

今は、ちょうど混沌のときなのかもしれない。例えていうと、泥水の状態である。濁っていて、先が見えない状況である。しかし、これから数年経過すると、土の部分と水の部分が分離しお互いがわかるようになってくる。いわゆる二極化されると思う。
具体的にいうと、デジタルとアナログ、インターネットとローカルネット、伝統と新境地などである。時代の流れは、二分化の方向でどんどん進化している感じがする。
このような中で、相反するものを受け入れ、両者にあったものを取り込むことが要求される。分離した土には、土の活用を図り、残りの水にはその良さの活用を進めれば良いのである。だから、入れ物はひとつであっても2つの状況に即した考えを盛り込めば、良いと思う。
それは、『融合』という言葉が当てはまる気がする。虚と実の連携である。
例えば、Ai・ロボット・インターネットとの連携により、これからの新しい時代を創出していくようにする。あらゆる分野でこれらとの連携を図っていき、人手不足や少子高齢化対策を打っていくようにする。
他の入れ物の泥水をいくら入れても、濁りが増すだけで混乱だけが待っている気がする。やはり、これからは、ひとつの入れ物の中でじっくりと創意工夫をしていくべき時期に来ていると感じる。