
松尾芭蕉 「おくのほそ道」
No.16 平泉 高館
夏草や兵どもが夢の跡
なつくさや つわものどもが ゆめのあと
nathukusa ya thuwamonodomo ga yume no ato
【教秀意訳】
私のいるこの地、藤原氏の栄華の跡であり源義経の最後の地も、今となっては、まるで夢のような話だ。ここで熱き夢を求めて、戦ったなんて信じられないなー。目の前には、ただ夏草が生い茂っているだけ。この世は、まさに無常だなぁ。
元禄2年(1689年)の夏 芭蕉詠む
The meaning of this haiku
When a trace of my prosperity of this ground Fujiwara whom there is becomes the last ground of Yoshitsune Minamoto now, it is an at all dreamlike story. I demand a dream here, and it is unbelievable to have fought. Grass grows thick in the summer now. The world is always mutable.
所指的這俳句
現在有了這個地面藤原的繁榮的痕跡成為Yoshitsune Minamoto的最後的地方,是一個夢幻般的故事。 我在這裡要求一個夢想,戰鬥是難以置信的。 草在夏天變得濃密。 世界永遠是可變的。
【奥の細道 書道色紙】
書道 教秀 オリジナルブランド
松尾芭蕉 『平泉 高館』 【No.16】
書道 教秀
色紙作品:27.3×24.2cm

【祝 書歴四十年記念 奥の細道 書道色紙】
芭蕉の句を愛する自分が
想いを込めて
書きます。
書道 教秀
Kyoushhu Calligraphy Japan




清書 = 字体・構成は自由なので、のびのび書いてください。


「夏草や」は、季語である「夏」を表しています。夏の草が生い茂っている様子を描写しており、自然の美しさや豊かさを感じさせます。
「兵どもが」は、戦争や紛争によって命を落とした兵士たちを表しています。彼らは戦場での苦難や死を迎えたことで、現実から逃れて夢の中にいることができました。
「夢の跡」とは、夢を見た場所や跡地を指します。ここでは、戦争が終わった後の草原に、兵士たちの夢の跡が残っていることを表現しています。
この俳句は、自然と人間の対比や、戦争の悲惨さを描写しています。夏の草原は自然の美しさを象徴していますが、そこに戦争が入り込むことで、荒廃し、多くの人々が犠牲になりました。
そして、戦争の後に残るのは、兵士たちの夢の跡だけであり、彼らが命を落とすことで、現実と夢の境界が曖昧になってしまったことを表しています。
このように、芭蕉の俳句には、自然や人間の営みを通じて、多様な感情や哲学的な考えが表現されています。
【 趣味の書道ネットサークル 書道 教秀 】
「奥の細道」とは、日本の名文学の一つで、松尾芭蕉が江戸時代中期に行った旅を記した紀行文です。
この作品は、自然の美しさや人々の暮らし、そして旅の中で感じた季節の移ろいなどを、繊細で美しい言葉で描き出しています。芭蕉の独特な詩情と、その時代背景が融合した作品は、日本文学の古典として広く愛されています。
「奥の細道」を読むと、自然とともに旅をしているような感覚に陥ります。そんな芭蕉の旅の足跡を、筆で書き表現することは、まさに心を和ませる至福のひと時でしょう。
是非、松尾芭蕉の「奥の細道」に触れ、その美しい世界を筆で表現してみてください。きっと、心が豊かになり、新たな発見があることでしょう。