養生訓
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真のアドバイス

 これから私が考える書道についてお話しいたします。従来の書道とはちょっと違う視点で考えていきたいと思います。


 単刀直入に皆さんの疑問にお答えしていきます。最大の悩みは、なぜきれいな字が書けないのかということです。それは永遠の課題です。女性がいつの時代も、化粧法や化粧品がなくならないのと同じです。


 共通する点は、美しさを追求していることです。基本的に、汚いものには興味がわかないのが多くの人の行き着くところです。


 ではなぜきれいな字を書けないのかについてお話しします。それは、あなたの頭の中に入ったイメージつまりイメージの字が汚いからなのです。

 

 一旦、頭にインプットされた文字は、どんな時書いても、あなたの字が再現されてしまうのです。


 例をあげます。元の字を機械でコピーするとしましょう。それは世界で最高のコピー機としましょう。その機械に、汚い字を置いて、コピーしたらどうなるでしょう。いつどんな時でも、汚い字が再現されるでしょう。その原因は、高いコピー機が悪いわけではありません。もとになっている文字が問題なのです。機械は関係ありません。そのもとの字を差し替えればいいだけなのです。


 その差し替えるために、あなたは自分の理想とする文字をそこにのせれば、いいだけなのです。つまり、あなたの脳にインプットする文字を美しい文字にすれば良いのです。そのために、書いたり見たりすることが大事なのです。


 ここで話を変えましょう。あなたは逆上がりをできた記憶があるでしょう。最初はできなかったですよね。でもコツを知ることによってあなたはできたでしょう。その時の感情を覚えていますか。そうなんです。その時と同じように何度も練習して、脳にインプットするのです。

 

 そのやり方は、人それぞれです。指導者の方にもよりますが、ちょっとしたアドバイスによって、逆上がりができるようになるのです。


 それは、どんなアドバイスかによるのです。あなたのことを本当に思ってくれた友達のアドバイスが、あなたの心に響き、実現できるように導いてくれるのです。

 

 

 アドバイスをくれる人が権威者であってもなくても関係無いのです。あなたを本当に救いたいと思っている真のアドバイスが必要なのです。

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